AI概要×YouTube動画:患者さんが「安心して決める」情報の出し方

最近のGoogle検索は、患者さんがページを開く前に、検索結果の上部で「要点(概要)」を読んで理解してしまう場面が増えています。
これが AI概要(AI Overviews) です。
さらに見落とされがちなのが、AI概要や検索結果の流れの中で、YouTubeなどの動画が“理解の補助”として一緒に出てくることがある点です。
つまり患者さんは、検索画面の中で
- ざっくり要点を読む
- 関連動画を見て納得する
- 「ここに相談しよう」と決める
という順で、受診先を絞り込んでいきます。
ここで起きやすいのが、診療の質とは別に、説明の見せ方(文章)と導線(動画→公式サイト→予約)が弱いだけで、比較検討で取りこぼすことです。
このコラムでは、難しい専門用語は使わずに、ご担当者様が院内で判断できるように次のことを整理します。
- AI概要に拾われやすい“院長監修の説明”の型(短く・正確に・誤解を生まない)
- YouTube動画を“集患導線”に変える公式サイトの作り方(動画を置くだけで終わらせない)
- 医療広告ガイドラインに配慮しながら、伝えるべきことを落とさない書き方
- 最後に、ヘッドスプリングDMSが SEO/MEO/コンサル/Web広告/HP制作に加えて、動画制作・SNS運用まで含めて支援できる範囲と、相談につながる進め方
AI概要(AI Overviews)を知らないと、検索で“説明負け”が起きます

AI概要(AI Overviews)とは?:検索結果の上で「要点」が先に出る仕組み
AI概要(AI Overviews)は、Google検索で、ユーザーの質問に対して要点をまとめた表示と、参考になるページへのリンクを提示することがある機能です。
重要なのは、患者さんがページを開く前に「だいたい理解してしまう」場面が増え、クリック前の比較が起きやすくなる点です。
「AI概要に動画が出る」ことを知らないまま、機会損失になる理由
まず前提として、AI概要は毎回表示されるわけではなく、表示のされ方(枠の中に何が出るか)も検索内容によって変わります。
そのため「AI概要に必ず動画が出る」わけではありません。
ただし見落としたくないのは、患者さんが検索画面で情報を集めるとき、AI概要の有無に関係なく、
- 要点(短い結論)
- 参考リンク(公式サイトや解説ページ)
- 画像・動画などの補助情報(動画結果など)
を見比べて、受診先を絞り込んでいる点です。Googleも、AI機能を含む検索全体で「重要な情報はテキストで明確にし、必要に応じて画像や動画で補強する」形を推奨しています。
つまり機会損失が起きるパターンは、AI概要“だけ”の問題ではなく、検索結果で表示されたサイトと別のサイトを比較された時に次のどちらかが欠けているケースです。
- 文章が弱い:結論がない/長い/専門的すぎて、患者さんが要点をつかめない
- 導線が弱い:YouTubeやSNSで興味を持っても、公式サイトに「不安を解消する説明」や「予約までの案内」がなく、行動につながりにくい
押さえるべき結論はシンプルで、動画を増やす前に、患者さんの流入先となるサイト内のぺージをまずは“短く正確な説明(テキスト)”と“予約までの導線”を揃えることです。これが整うと、AI概要が表示される場合でも、表示されない場合でも、比較検討で不利になりにくくなります(成果を保証するものではありません)。
AI概要に拾われやすい“監修の説明”の型(短く・正確に・誤解を生まない)

最初に置く「短い要約(結論)」の意味
ここで言う「短い要約(結論)」は、最初に2〜4行で「結論」と「受診の目安」を先に伝える文章のことです(以後、短く「結論ブロック」と呼びます)。
これを先に置く理由はシンプルで、検索から来た人は最初の数秒で「自分に関係あるか」を判断するからです。AI概要(AI Overviews)が表示される検索では、検索結果の時点で要点を読んでから流入することもあり、ページ側でも要点がすぐ分かる状態にしておくと、誤解や離脱が起きにくくなります。
なぜ「AI概要に拾われやすい文章」を作る必要があるのか
AI概要が出る検索では、ユーザーはまず検索結果上で要点を読み、必要ならリンク先を確認します。つまり、「検索結果で伝わるかどうか」が以前より重要になっています。
そこで目的は、AI概要“だけ”に載せるためではなく、次の2つを同時に満たすためです。
- 検索画面で比較されたときに、誤解なく伝わる状態にする(結論が遅い・長いを防ぐ)
- クリック後に、相談・予約につながる行動が起きやすくする(何をすればいいかが分かる)
型①:冒頭に「結論ブロック」を置く(30秒で分かる)
最初に、この章での「ページ」という言葉は、(公式サイトの説明ページ/公式サイトのコラム)の意味で使います。
置く場所(固定)
- 公式サイトの説明ページ:H1(ページタイトル)の直下
- 公式サイトのコラム:リード文の直後(最初のH2の前)
結論ブロック(テンプレ)
- 結論(2行):この内容の答え/相談の目安
- 判断ポイント(3つまで):判断に使う材料
- 次の行動(1つ):予約・相談・次に読む場所(内部リンク)
型②:各H2の直後に「要点→理由→注意」を2〜4行で入れる
長い説明の前に、見出し直後で“結論”が分かるようにします。
テンプレ
- 要点(結論):「この章の結論は〇〇です。」
- 理由:「理由は△△だからです。」
- 注意(線引き):「ただし□□の場合は別の対応が必要になることがあります。」
型③:誤解を減らす「線引き(対象/別対応)」を1回だけ入れる
自己判断の誤解を防ぐため、主要セクションに1回だけ入れます(入れすぎると読みにくくなるため)。
テンプレ(2文)
- 「〇〇の場合は相談の目安になります。」
- 「ただし□□の場合は別の対応が必要なことがあります。」
型④:信頼の“見える化”は3点セット(監修・更新日・根拠リンク)
医療系は特に「誰の情報か」が重要です。最低限、この3点が見える状態にします。
- 監修(または執筆者)(事実のみ)
- 最終更新日
- 根拠リンク(公的機関・学会・添付文書など)
型⑤:FAQは“8カテゴリ固定”で重複を防ぐ
FAQは増やしすぎると同じ説明が繰り返され、分かりにくくなります。カテゴリを固定します。
- 受診の目安
- 受診前に準備すること
- 診察・検査の流れ
- 治療の選択肢(一般論)
- リスク・注意点(一般論)
- 通院の考え方(断定しない)
- 費用の決まり方
- よくある誤解
YouTube動画を「予約につながる導線」に変える

AI概要の表示内容は検索ごとに変わり、動画が表示される場合もあれば表示されない場合もあります。
それでも動画を整えるメリットは大きく、検索画面で「文章で理解→動画で納得」が起きると、不安が減って次の行動(公式サイト確認・予約)につながりやすくなります。
つまり狙いは「AI概要に載せること」そのものより、検索で比較されたときに“伝わる材料”を増やすことです。
まず知っておくこと:検索では「文章で理解 → 動画で納得」が起きやすい
Google検索では、AI概要(AI Overviews)が出る・出ないに関わらず、検索画面で要点(短い説明)を読んでから、必要なら動画で確認して、「ここに相談しよう」と決める流れが増えています。
だから大事なのは、「動画を出すこと」よりも、動画を見た人が迷わず予約まで進める状態を作ることです。
やること①:YouTubeに動画を置くだけで終わらせない
YouTubeだけだと、視聴者が次に知りたいこと(例:自分は相談対象?/何をする?/予約はどこ?)が不足しやすく、そこで止まります。
そこで、「動画の内容を、公式サイトで短く整理して載せる」のが基本です。
やること②:公式サイトに「動画の説明ページ」を作る(1本=1ページが理想)
難しい話はぬきで、公式サイト側に“動画の説明ページ”を作ります。
(動画が多くても、最初は人気の動画3本からでOK)
動画の説明ページに書くのは、この5つだけ
①この動画の結論(2行)
例:「〇〇の症状が続く場合は相談の目安です。動画では受診の目安と注意点を説明します。」
②ポイント(箇条書き3つ)
例:「受診の目安/よくある誤解/当日の流れ」
③注意点(1行)
例:「ただし□□がある場合は別の対応が必要になることがあります。」
④よくある質問(2つ)
例:「予約前に準備することは?」「どのくらい時間がかかる?」
⑤予約への案内(1つのボタン/リンク)
例:「予約方法はこちら」「診療の流れはこちら」
これで、動画を見た人が「次に何をすればいいか」迷いにくくなります。
やること③:予約までの道を“短くする”(リンクは3つに絞る)
ページ内にリンクが多すぎると、逆に迷います。
動画の説明ページからのリンクは、まずはこの3つだけでOKです。
- 予約方法(電話/Web予約など)
- 診療(施術)の説明ページ(正式な案内)
- 料金ページ(料金が気になる人の出口)
よくある失敗:動画はあるのに「公式サイト側の説明がない」
次の状態だと、せっかく動画を見ても予約につながりにくいです。
- 動画の内容が良いのに、公式サイトに短いまとめがない
- 公式サイトに来ても、自分が相談対象か判断できない
- 予約方法が見つからず、探す途中で離脱する
この章で書いた「動画の説明ページ(5つ)」を入れるだけで、まず土台が整います。
医療広告ガイドラインを踏まえた「安全な伝え方」
まず押さえること:HPだけでなく、SNS・動画も“広告”として見られます
医療広告の規制は、紙の広告だけでなく、ウェブサイト等の表示も対象になります。さらに、SNSや動画でも違反事例が整理されています。
やってはいけない表現(特に多い5つ)
以下は、ウェブサイト・SNS・動画で違反になりやすい典型です(事例解説書でも分類されています)。
①ウソ(虚偽)
例:治療内容・期間など“あり得ない/事実と違う”表現。
②盛りすぎ(誇大)
例:「必ず」「絶対」「完全に」など、個人差を無視した断定。
③No.1・最上級・比較(比較優良)
例:「地域で一番」「最高」「他院より優れている」など。
④体験談の掲載(省令で禁止される類型)
口コミ転載・スタッフが書く体験談・編集した体験談も注意対象として整理されています。
⑤ビフォーアフター写真
ビフォーアフター写真も、禁止される類型として事例が掲載されています(注意が必要な事例も含む)。
自由診療で“必ず入れるべき”3点
自由診療を扱う場合は、いわゆる限定解除の考え方が関わり、少なくとも次の情報提供が求められます。
- 治療等の内容(何をするか)
- 費用(どう決まるか/総額の考え方)
- 主なリスク・副作用等(安全情報)
※ここは「詳しく書く」より、抜けなく書くが優先です。
安全に強く伝える“言い換え”の型(広告表現を守りながら、分かりやすく)
言い方を少し変えるだけで、誤解リスクを下げられます。
- ✕「必ず改善します」 ○「改善を目指す治療の一つです(状態により提案が変わります)」
- ✕「地域No.1」 ○「〇〇に対応(事実)/予約方法(事実)/実施内容(事実)」
- ✕「○日で治る」 ○「目安は〇〇ですが、状態により変わります」
この章の目的は“弱く書く”ことではなく、「誤解が生まれない形で、必要な情報を先に出す」ことです。
公開前チェック
HP・ブログ・YouTube・SNSに共通で、公開前にこの5つだけ確認します。
- 断定(必ず/絶対)が入っていない
- 比較(No.1/最高/他院より)が入っていない
- 体験談・口コミ転載が入っていない
- ビフォーアフターの扱いが適切か(原則NGの前提で確認)
- 自由診療は「内容・費用・リスク」が抜けていない
最後に:AI概要×YouTube×SNSを「問い合わせ・予約」につなげる
“やること”は1つ:バラバラの発信を「1本の導線」にする
AI概要(AI Overviews)が出る・出ないに関わらず、検索では「要点が分かる情報」が先に触れられ、必要に応じてリンク先で確認されます。だから重要なのは、YouTubeやSNSを頑張る前に、公式サイト側に“受け皿”を作っておくことです。
導線はこの形が基本です。
検索(AI概要含む)/YouTube/SNS → 公式サイト(説明ページ・コラム) → 予約/問い合わせ
整える順番はこの3つ
①公式サイトの説明ページ・コラムに「短い要約(結論)」を入れる(最短で“刈り取り”に近づく)
最初に要点が分かり、誤解と離脱を減らします。
②動画は“公式サイトの説明ページ”に受ける(動画を見た後、迷わせない)
「結論2行+ポイント3つ+注意点1行+FAQ2つ+予約導線1つ」だけでOK。
③SNSは“見つけてもらう役”、公式サイトは“決めてもらう役”に分ける
SNS投稿は「何を見れば判断できるか」を示し、最終判断は公式サイトへ。
ヘッドスプリングDMSで支援できること
ヘッドスプリングDMSは、Webマーケティング支援、SEO対策、MEO対策、広告運用、HP制作などを軸に、医療広告ガイドラインも踏まえたWeb施策を支援しています。
今回のテーマ(AI概要×動画)に合わせると、支援は大きく次の“役割分担”で整理できます。
- 集患の土台を作る(公式サイト):HP制作/改善、説明ページ・コラムの設計
- 見つけてもらう(検索・地図・広告):SEO/MEO/Web広告
- 納得を強める(動画・SNS):YouTube動画制作、SNS運用(※運用の範囲は貴社の提供内容に合わせて表現します)
相談前にこれだけ用意してください!
- 公式サイトURL(説明ページ・コラム)
- Googleビジネスプロフィール(MEO)
- YouTubeチャンネル/SNSアカウント
- いま一番増やしたいもの(例:初診予約、施術相談、物販など)
これが揃うと、「どこが詰まっているか(検索→理解→予約のどこか)」を短時間で切り分けやすくなります。
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